5月末には、荏原神社、6月初旬には品川神社、貴船神社と祭りが行われ、7月から8月は各地で盆踊り、8月の下旬には私の住む地元大崎の居木神社の夏祭りが行われ、私の選挙区内の祭りシーズンもいよいよピークの9月を迎えた。小山両社祭を皮切りに、品川区では氷川神社、旗ヶ岡八幡、戸越八幡等、大田区では千束八幡、子安八幡、白山神社等、祭りラッシュが続く。
私が政治を目指す初めての夏の活動の中、こうした地元でのお祭りに参加することに多くの時間を割いておりますが、地元の皆さんと顔を会わせ、楽しく触合える、私にとっては大変貴重な時間です。
8月は、アテネオリンピックのメダルラッシュに日本国中が湧き、盆踊りや祭りへの参加者が減るのではと心配しましたが、大勢の大人も子供も、盆踊りや祭りに楽しく参加している姿に、やはり各地域、地域でのそれぞれの継承された祭事と言う文化を、誰もが楽しみにしているのだと感じ入りました。
さて、8月15日、戦後59年目の終戦記念日を迎えました。私は自民党都連青年部の一員として、初めてこの終戦記念日に靖国神社を参拝しました。終戦記念日以外には、以前にも何度か靖国神社に行ったことはあったが、こんなにも多くの方々が、終戦記念日に靖国神社に参拝し、日本の国を守るために戦った兵士の方々に対し敬意の念を示し、また、戦争で亡くなった民間人の方々に哀悼の意を示す情景に、心が洗われました。
本殿での参拝を前に、本殿前に置かれた献花を見て驚いたのは、自民党の献花の横に、野党第1党である民主党の献花が添えられていたことです。さすがに政権を狙う民主党だけあって、靖国神社に対するいろいろな論争はあるにせよ、献花を贈呈してありました。しかし、一方で民主党の岡田代表自身は政権交代により首相になっても靖国神社には参拝しないと明言しています。こうした、トップの方針から党の方針がバラバラなのも民主党が、保守右派から、参院選の躍進基盤である左派が入り乱れた混合イデオロギー政党の特徴だと感じました。
それと同時に、国会議員の8割を超える議員が属する自民党と民主党の両党が揃って、終戦記念日に献花を靖国神社へ添えているにも拘わらず、日本の首相が終戦記念日に靖国神社へ堂々と参拝出来ないことへの、この国の不思議さと感じました。
確かに、アジア近隣諸国に対する配慮から、靖国への参拝を日本の首相が避けてきたことも事実ですが、先の小泉首相の訪韓に際し、盧武鉉韓国大統領が、日韓の未来のために踏み込んで、「自分の大統領在任中は、歴史問題については言及しない」という発言をされたことは、政治的な背景はあるにせよ前向きに評価したいと考えます。
そして、中国については、サッカーのアジアカップで見た様に、中国の国是として、経済発展と共に、貧富の格差が広がる中で、国内不満分子の怒りの矛先を一党支配の中国共産党に向けさせないために、反日教育を行っている事実を考えれば、我が国が靖国問題をことさら神経質に扱う必要があるのかと強く感じました。
そもそも中国、韓国などの我が国への歴史問題に対する政治的手法には、私は相当の抵抗感があります。アジアの国際関係を円滑に進展させると言う観点のみ優先させるなら、首相の参拝も、歴史教科書も、中国、韓国の言われる通りにすれば極めてスムーズでしょう。しかし、中国の原理、韓国の原理のみを一方的に押しつけ、一国の首相のする事とは言え、その内心の自由、宗教的心情の持ち方に対し、口を挟むことは本来可也勇気を要することではないでしょうか。
私は、それぞれの国が持つ宗教的、文化的な原理を無視した「けしからん」の声ばかり気にするのではなく、アジアにおける日本の平和を願う精神と活動に胸を張り、「独立自尊の精神」が国家全体として必要と考えます。
来年は戦後60年の節目です。父、石原慎太郎の、「平成天皇にも終戦記念日に靖国神社を参拝して頂きたい」との発言に対し宮内庁は、「陛下の動静が政治的意味合いを持つことについては慎重に考えなくてはいけない」との考えを述べましたが、来年は陛下に日本国首相が随行し、参拝出来ればと私は願います。
私達 自民党本来の良さは、素直な気持ちで靖国神社に参拝する姿勢です。また、9月3日には、北方領土の返還を求め、毎年恒例の自民党青年部による街頭演説を行うといった "健全な保守的考え方"だと思います。
良し悪しは別に、小選挙区比例並列制のもと、公明党以外の少数党が生き残れない2大政党制が進行する中、自民党が民主党との違いを明確に示していくためには、"健全な保守的な考え方"を全面に押し出していくことが必要です。
憲法9条に関わる軍事的な国際貢献の問題でも、集団的自衛権を認めず、国連決議があった場合のみ、自衛隊を海外に派遣するという民主党岡田代表の考え方は、世界の常識からも可笑しく、小沢氏の持論である「国連待機部隊構想」は問題の先送りであり、自衛隊とは別の部隊を持つことの費用は、現在の財政難から極めて矛盾した構想だと考えます。私は集団的自衛権を認めつつ、無益な戦争に参加することのない制度を真正面から作り上げることこそが正論だと思います。そして、教育基本法についても、自民党が従来から主張するように改定を行い、"国を思う気持ち、両親を尊敬する気持ち、目上の人を敬う気持ち"をしっかりと子供達に教えていく環境を整える必要があります。そういった考えは、やはり、自民党が持つ"健全な保守的考え方"からしか生まれてこないと私は考えます。
終戦記念日に、この国の為に命を落とされた英霊を祈り、国家の自尊、そしていつまでも国民が夏祭りを楽しめる平和を守る為にも、私はこの様な考え方をこれからも大事にし政治活動を取り組みます。
平成16年9月 石原ひろたか