12月9日に竹花東京都副知事を招いて初めての石原ひろたか朝食会を開催し、選挙区内の企業家の方々を中心に100名もの方々に参加して頂けました。東京の治安と青少年の健全育成の問題について、竹花副知事に講演を頂き、出席して下さった皆様からも大変好評で、私の初めての勉強会としてはとても有意義な充実した会となりました。竹花副知事について簡単なご紹介をさせて頂きますと、警察官僚として広島県警本部長時代は、広島の社会問題となっていた暴走族取締りを徹底し、壊滅に追い込んだ手腕を買われ、東京都の治安対策担当副知事として起用された実力者です。
さて竹花副知事のお話で、とても印象に残ったのは、東京の治安が、治安を守ろうという草の根運動による意識が広まったことが、大きく犯罪の減少(東京都の犯罪減少の状況については別添エクセルファイルご参照)に影響したという話です。ひとつの数値ですが、防犯ボランティアの組織数が、平成15年度末(今年3月末)約390であったのが、半年後の平成16年9月末には約1,000まで増えたそうです。また、区市町村の取組みも積極的になり、防犯活動を行う町会、自治会等に費用助成を行ったり、私の選挙区の品川区も実施していますがパトカーの代わりになる安全・安心パトロールカーを導入したり、通報・警備システムつくりも行われています。こうしたことでも、スリ、強盗などの犯罪防止に大きく繋がるのです。
私が感じたことは、日本が抱える問題を解決するためには、国民一人一人の意識が重要だということです。治安の問題は良い例だと思いますが、治安の悪化を肯定する人は誰もいません。強い政治のリーダーシップを引き金に、東京では治安を守ろうという機運が高まり、治安の改善に大きく寄与しました。ここで大切なことは、成果を出す為には、国民に選ばれた政治家が、国民の生活の為に迅速に行動を起すことです。都の治安対策について言えば、「断じて犯罪は許さない。安心して暮せる都民の生活の為に、どんな軽微な犯罪に対しても見て見ぬふりはしない」との徹底した行動による厳しいメッセージを送ることで、初めて結果を出せるのです。副知事は、都だけの取締りでは限界があると判断し、都知事と共に法務省、警察庁を巻き込んで対応したことにより、目を見張る成果が出て来ているのです。
この様な機運を私は教育の問題にも高めてゆく必要があると思います。東京都は今年、子供を犯罪に巻き込まない対策の一環として、青少年健全育成条例を改正し、カラオケボックス、マンガ喫茶、インターネットカフェへの深夜立入制限、生セラの買受け、場所の提供の禁止、風俗店での就労、ホストクラブへのスカウト行為禁止等の徹底を実施しています。私達が育った頃では考えられない、青少年の性の乱れ、そこに突け込む犯罪をきっちり取締ることが、荒廃した青少年のモラルへのメッセージとなります。一方、東京都はボランティアの大人が子供たちを犯罪から守る「おやじの会」の全都・全国ネットワーク化を推進しています。また、私の選挙区の品川区では、電車の中で、子供たちがお年寄りや、体の不自由な方に積極的に席を譲る運動を立ち上げようとする方々がおられます。こうした国民一人一人の考え方・地道な活動が、私は教育の問題を解決するひとつの道筋ではないかと感じています。そして、何より政治の強いリーダシップが、この様な活動のバックアップを行うことをしなければなりません。
大揉めに揉めた三位一体改革の義務教育費補助金廃止の議論から、実質、義務教育費補助金の廃止の議論は先送りとなりましたが、結果として教育の問題を我々一人一人が考える機会を得たわけですから、我が国が誇るべき教育水準を取り戻す為にも、今後、国民全員が前向きに意識を持ち議論を行う必要があります。そして、その議論を政治が率先して取り上げて行かねば、日本の次世代を繁栄させることはできません。子供たちには小うるさいことに思われるかもしれませんが、私は前回選挙時から、親を尊敬し、家族を大切にする気持ちをしっかりと子供たちに教えることを訴えて来ました。今後、人間社会における倫理観の教育から始り、教育水準の向上に至るまで、信頼のおける教育を取り戻すことが国家の浮揚、国家の繁栄に関わる重要な問題と考えております。
年明けの通常国会では、北朝鮮の拉致問題に関する経済制裁の議論(この問題については、近々、私の考え方をHPに提言致したいと考えておりますが)、政治と金にまつわる議論、定率減税の段階的廃止を含めた増税に関わる議論等が中心に国会論戦が行われるでしょう。しかし、日本の将来のために重要な教育の問題についても忘れることなく議論を深める必要があります。この1年を振り返ってみると、未成年者の残虐な犯罪の増加、生きる気力を失い集団自殺する若者、世界的教育水準から後退して行く日本人の若者の能力と、日本は潜在的な危機的状況を迎えているのです。私は、日本の未来にとって重要な教育問題についてしっかりと取組む政治家として、日々の街頭演説などでも「次世代繁栄の為の教育」について説いて行きます。
時代の激しい変化とともに、日本も大きく変らねばなりません。その変革に私は役立てる様、今年1年間大変良い勉強ができました。来年度も一層、日本のために役立てる政治家を目指し、修行に励む所存です。平成17年度も石原ひろたかへ一層の応援を宜しくお願い申し上げます。
平成16年12月 石原ひろたか